Tuesday, August 30, 2005

G.N.C(ooL)/国民総イケテル度?



私は花が好きだ。
その香り、その肢体、その雰囲気に惹かれる。
中でも菖蒲が特に私の感性に適合する。

子供の頃、母親とよく折り紙をしたのだが、
私が最も好んで造ったのが、アヤメと菖蒲でできた即席花壇であった。
女性の名前には、花の名称をとり上げたものが多いというのは世界共通の現象であろうが、とりわけ私自身の人生の中で、善しにつけ悪しきにつけ印象深い出来事を引き起こしてくれた女性には、何故かIrisであるとかLily等と花の名を冠したひとが多かった。
今から振り返れば、必ずしもご両親の期待に添わず?(失礼)中々男勝り(PCはこの際無視します)な女性へと成長してしまった、そんな彼女達に、人生の節目において、何故か私は惹かれてしまったのである。

そして、この"法則”は今日においても変わりは無い様である、41階の...bloomさん等が気になってしまう私にとっては。


日本、その"GNC"....?

"As its economic clout wanes,
Japan has found a New No.1 national resource:
call it gross national cool"
http://www.time.com/time/asia/2003/cool_japan/story.html

Gross National Cool
恐らくこの言葉を既に耳にした事の有る御仁も多いであろう。
昨年、Foreign Policy及びTIME誌における特集記事等が日本のメディアでも紹介されるに及び、日本の文化・芸術を21世紀の世界にむけて積極的に発信してゆこう とする言論人の予てからの主義主張に合致したこの動きは、広く巷の人々の知る所となったのである。

アメリカはさておき、フランス、イタリア、英国、オランダ等の西欧諸国を例にとれば、有る意味で当たり前の事と言えなくもないが、やっと日本でも自動車、家電製品、精密機械とならんで、文化が世界に対するその価値・影響力を語られる時代になったのである。

日本を知る為には、先ず世界を知れ...と主張するならば、その逆も又然りである、と反論できうる。
”国際化の時代”等と言うある種陳腐なお題目は、私の少年時代から折に触れて唱えられて来たが、この種の呪文は ”これからは女性の時代!” なんて息巻くフェミニスト諸君のスローガンと酷似しているところがあり、先ず持って具体性に欠けるフシが有りはしないだろうか。

外国に出かけていって、好きでその国の言葉を喋った所でそのこと自体に特筆すべき価値はない。
あくまで日本人として、世界に向けて主体的に何かを創り上げて発信してゆかねば、このくにを担う次世代へ引き継ぐべきモノなど残せはしないのだから。

某外資系企業で日々呻吟するシガナイ凡人の、独り言、
でした。

参考
http://www.chass.utoronto.ca/~ikalmar/illustex/japfpmcgray.htm
http://www.jetro.go.jp/usa/newyork/focusnewsletter/focus32.html
http://joi.ito.com/archives/2003/12/30/institutionalizing_japans_gross_national_cool.html

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